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  1. 大分県議会 1996-06-01
    07月03日-05号


    取得元: 大分県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-13
    平成 8年 第2回定例会(6月)       平成八年           大分県議会定例会会議録(第五号)       第二回平成八年七月三日(水曜日)     ----------------------------- 議事日程第五号        平成八年七月三日     午前十時開議 第一 第七四号議案から第九四号議案まで、第一号報告及び第二号報告並びに請願一三    (議題、常任委員長の報告、質疑、討論、採決) 第二 議員提出第六号議案から議員提出第一〇号議案まで    (議題、提出者の説明、質疑、討論、採決) 第三 閉会中の継続審査及び調査の件     -----------------------------  本日の会議に付した案件 日程第一 第七四号議案から第九四号議案まで、第一号報告及び第二号報告並びに請願一三      (議題、常任委員長の報告、質疑、討論、採決) 日程第二 議員提出第六号議案から議員提出第一〇号議案まで      (議題、提出者の説明、質疑、討論、採決) 日程第三 閉会中の継続審査及び調査の件     ----------------------------- 出席議員 四十六名   議長  長田助勝   副議長 長尾庸夫       池田秀人       阿部順治       矢野晃啓       志村 学       安部省祐       佐藤 錬       阿部英仁       堀田庫士       馬場文人       盛田智英       諌山秀夫       和田至誠       荒金信生       佐々木敏夫       岩尾憲雄       日野立明       古田き一郎       牧野浩朗       仲道俊哉       古手川茂樹       友岡春夫       壁村史郎       後藤利夫       本多睦治       首藤健次       堤 隆一       久原和弘       賀来和紘       塙  晋       小野弘利       江藤清志       内田淳一       相良勝彦       浜田 博       吉山和人       木許 晃       古屋虔郎       重野安正       挾間 正       菅 正雄       山田軍才       竹中万寿夫       冨沢泰一       緒方喜代美 欠席議員 一名       相良補三郎     ----------------------------- 出席した県側関係者  知事     平松守彦  副知事    帯刀将人  出納長    池辺藤之  教育委員長  新堂英夫  公安委員長  麻生太一  代表監査委員 宇都宮正治  地方労働         小林達也  委員会会長  総務部長   木内喜美男  企画総室長  友永 清  企業局長   工藤義見  教育長    田中恒治  警察本部長  竹花 豊  福祉生活部長 小野進一郎  保健環境部長 外山邦夫  商工労働         板井政巳  観光部長  農政部長   阿部征史  林業水産部長 藤田賢水  土木建築部長 矢野善章  人事委員会         田北英雄  事務局長  総務部次長  井上武志  総務部次長         小松紘一郎  兼秘書課長  財政課長   植松浩二     -----------------------------   午前十時五十一分 開議 ○長田助勝議長 これより本日の会議を開きます。     ----------------------------- ○長田助勝議長 本日の議事は、お手元に配付の議事日程第五号により行います。     ----------------------------- △日程第一 第七四号議案から第九四号議案まで、第一号報告及び第二号報告並びに請願一三(議題、常任委員長の報告、質疑、討論、採決) ○長田助勝議長 日程第一、日程第一の各案件を一括議題とし、これより各常任委員長の報告を求めます。 福祉生活保健環境委員長盛田智英君。 〔盛田議員登壇〕 ◆盛田智英福祉生活保健環境委員長 福祉生活保健環境委員会の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会で審査いたしました案件は、今回付託を受けました議案三件であります。 委員会は六月二十八日に開催し、部長ほか関係者出席説明を求め慎重に審査いたしました結果、第八三号議案工事請負契約の締結について、第八四号議案工事請負契約の締結について及び第八五号議案工事請負契約の締結については、いずれも原案のとおり可決すべきものと全会一致をもって決定いたしました。 以上をもって、福祉生活保健環境委員会の報告といたします。 ○長田助勝議長 商工労働観光企業委員長古屋虔郎君。 〔古屋議員登壇〕 ◆古屋虔郎商工労働観光企業委員長 商工労働観光企業委員会の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会で審査いたしました案件は、前回継続審査となりました請願一件、今回付託を受けました報告一件及び請願一件であります。 委員会は六月二十八日に開催し、部長ほか関係者出席説明を求め慎重に審査いたしました結果、第一号報告平成七年度大分県一般会計補正予算(第四号)について中、本委員会関係部分については原案のとおり承認すべきもの、継続請願一〇-一ILOパートタイム労働条約批准等についてはさらに審査を要するので継続審査すべきもの、請願一三石油製品安定供給については願意を妥当と認め採択すべきものと、いずれも全会一致をもって決定いたしました。 以上をもって、商工労働観光企業委員会の報告といたします。 ○長田助勝議長 農林水産委員長和田至誠君。 〔和田議員登壇〕 ◆和田至誠農林水産委員長 農林水産委員会の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会で審査いたしました案件は、今回付託を受けました議案四件及び報告一件であります。 委員会は六月二十八日に開催し、部長ほか関係者出席説明を求め慎重に審査いたしました結果、第八六号議案工事請負契約の変更について、第八七号議案工事請負契約の変更について、第八八号議案工事請負契約の変更について及び第八九号議案大分県県民の森における公の施設の設置及び管理に関する条例の一部改正については原案のとおり可決すべきもの、第一号報告平成七年度大分県一般会計補正予算(第四号)について中、本委員会関係部分については承認すべきものと、いずれも全会一致をもって決定いたしました。 以上をもって、農林水産委員会の報告といたします。 ○長田助勝議長 土木建築委員長馬場文人君。 〔馬場議員登壇〕 ◆馬場文人土木建築委員長 土木建築委員会の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会で審査いたしました案件は、今回付託を受けました議案四件、報告一件及び継続請願一件であります。 委員会は六月二十八日に開催し、部長ほか関係者出席説明を求め慎重に審査いたしました結果、第九〇号議案工事委託契約の締結について、第九一号議案工事請負契約の変更について、第九二号議案土地の取得について及び第九三号議案訴えの提起については原案のとおり可決すべきもの、第一号報告平成七年度大分県一般会計補正予算(第四号)について中、本委員会関係部分については承認すべきものと、いずれも全会一致をもって決定いたしました。 また、継続請願一二県営住宅使用料郵便局利用については、さらに審査を要するので継続審査すべきものと全会一致をもって決定いたしました。 以上をもって、土木建築委員会の報告といたします。 ○長田助勝議長 文教委員長堀田庫士君。 〔堀田議員登壇〕 ◆堀田庫士文教委員長 文教委員会の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会で審査いたしました案件は、今回付託を受けました議案一件、報告一件及び継続請願一件であります。 委員会は六月二十八日に開催し、教育長ほか関係者出席説明を求め慎重に審査いたしました結果、第九四号議案大分県立学校職員及び大分県市町村立学校県費負担教職員定数条例の一部改正については原案のとおり可決すべきもの、第一号報告平成七年度大分県一般会計補正予算(第四号)について中、本委員会関係部分については承認すべきものと、いずれも全会一致をもって決定いたしました。 また、継続請願一一県立高校授業料郵便局利用については、さらに審査を要するので継続審査すべきものと全会一致をもって決定いたしました。 以上をもって、文教委員会の報告といたします。 ○長田助勝議長 総務企画警察委員長諌山秀夫君。 〔諌山議員登壇〕 ◆諌山秀夫総務企画警察委員長 総務企画警察委員会の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会で審査いたしました案件は、前回継続審査となりました請願一件並びに今回付託を受けました議案九件及び報告二件であります。 委員会は六月二十八日に開催し、部局長ほか関係者出席説明を求め慎重に審査いたしました結果、第七四号議案大分国土利用計画の変更について、第七五号議案議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について、第七六号議案大分税条例の一部改正について、第七七号議案大分税特別措置条例の一部改正について、第七八号議案中核市指定の申出に係る同意について、第七九号議案公平委員会の事務の受託について、第八〇号議案ヘリコプターの取得について、第八一号議案工事委託契約の締結について、第八二号議案警察署の名称、位置及び管轄区域条例の一部改正については原案のとおり可決すべきもの、第一号報告平成七年度大分県一般会計補正予算(第四号)について中、本委員会関係部分及び第二号報告大分税条例の一部改正については承認すべきものと、いずれも全会一致をもって決定いたしました。 なお、第七八号議案については福祉生活保健環境商工労働観光企業土木建築及び文教の各委員会に合い議し、その結果をも審査の参考にいたしました。 次に、継続請願九日田測候所廃止反対については、さらに審査を要するので継続審査すべきものと全会一致をもって決定いたしました。 以上をもって、総務企画警察委員会の報告といたします。 ○長田助勝議長 以上で委員長の報告は終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑に入ります。--別にご質疑もないようでありますので、質疑を終結し、これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。 これをもって討論を終結し、これより採決に入ります。 第七四号議案から第九四号議案まで、第一号報告及び第二号報告並びに請願一三について採決いたします。 各案件は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○長田助勝議長 ご異議なしと認めます。 よって、各案件は委員長の報告のとおり決定いたしました。     ----------------------------- △日程第二 議員提出第六号議案から議員提出第一〇号議案まで(議題、提出者の説明、質疑、討論、採決) ○長田助勝議長 日程第二、議員提出第六号議案から議員提出第一〇号議案までを一括議題といたします。     -----------------------------   議案提出書 議員提出第六号議案  新たな保険・共済制度の創設に関する意見書 右の議案を別紙のとおり会議規則第十五条の規定により提出します。 平成八年七月三日            提出者 大分県議会議員 池田秀人             〃     〃    後藤利夫            賛成者 大分県議会議員 佐藤 錬             〃     〃    荒金信生             〃     〃    仲道俊哉             〃     〃    首藤健次             〃     〃    堤 隆一             〃     〃    相良勝彦             〃     〃    吉山和人             〃     〃    木許 晃             〃     〃    古屋虔郎             〃     〃    山田軍才大分県議会議長 長田助勝殿     ----------------------------- (別紙) 議員提出第六号議案   新たな保険・共済制度の創設に関する意見書 阪神・淡路大震災では、約十兆円という多額の被害が発生したが、震災から一年以上が経過し、復興が進みつつある。 しかしながら、個人住宅を初めとする建物の再建は低水準にとどまっており、いまだに空き地が目立つ状況にある。この被災建物の再建を阻む最大の要因は被災者の住宅再建資金確保の困難さによるもので、資金面での保障の拡充が強く求められている。 このたびの大震災では、住宅の被害の範囲、程度が極めて大きく、義援金や公的な支援だけでは再建を十分に行うことができない状況にある。また、再建資金を保障するための地震保険は、保険料の割高感や保険金が低額であることなどから加入率が極めて低く、制度として不十分なものとなっている。 このため、国民生活の基盤となる住宅等の再建に十分な資金を保障するための新たな保険・共済制度を国民的なコンセンサスにより創設することが要請されているところである。 よって、政府におかれては、現行保険制度の抜本的な見直しを行い、新たな保険・共済制度を創設されるよう強く要望する。 右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。 平成八年七月三日            大分県議会議長 長田助勝内閣総理大臣 橋本龍太郎殿大蔵大臣   久保 亘殿建設大臣   中尾栄一殿自治大臣   倉田寛之殿国土庁長官  鈴木和美殿消防庁長官  秋本敏文殿     -----------------------------    議案提出書 議員提出第七号議案  公的介護保険制度の創設に関する意見書 右の議案を別紙のとおり会議規則第十五条の規定により提出します。  平成八年七月三日            提出者 大分県議会議員 池田秀人             〃     〃    後藤利夫            賛成者 大分県議会議員 佐藤 錬             〃     〃    荒金信生             〃     〃    仲道俊哉             〃     〃    首藤健次             〃     〃    堤 隆一             〃     〃    相良勝彦             〃     〃    吉山和人             〃     〃    木許 晃             〃     〃    古屋虔郎             〃     〃    山田軍才大分県議会議長 長田助勝殿     ----------------------------- (別紙) 議員提出第七号議案   公的介護保険制度の創設に関する意見書 本格的な高齢社会を迎え、介護が必要となる高齢者が増加し、在宅福祉サービスを充実することが緊急の課題となっている。 そのため、国においては、公的介護保険制度を創設することとし、先般、介護保険制度案大綱について老人保健福祉審議会に諮問し、本年六月十日、同審議会から答申が行われ、現在、介護保険法案を国会に提出する準備が行われているところである。 加齢に伴って生ずる介護ニーズに対し、適切な介護サービスを提供することが必要であることは言うまでもないが、公的介護保険制度の創設は、地方自治体介護給付等に要する新たな費用を負担させることとなるほか、現行の保健、福祉、医療に関する地方自治体の施策に大きな影響を与えることとなる。また、現状では、介護保険給付内容事業主体費用負担などについて、国民各層が十分に理解していないところである。 よって、政府におかれては、公的介護保険の創設に当たり、現行の保健、福祉、医療に対する施策を十分に確立した上で、国民的論議に基づく検討を行うこと及び地方自治体、特に過疎化、高齢化の進行の著しい地方自治体の意見を尊重し、自治体に過重な公費負担を強いることなく、安定して制度が運営されるために必要な措置を講じられることを強く要望する。 右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。 平成八年七月三日            大分県議会議長 長田助勝内閣総理大臣 橋本龍太郎殿大蔵大臣   久保 亘殿厚生大臣   菅 直人殿自治大臣   倉田寛之殿内閣官房長官 梶山静六殿     -----------------------------    議案提出書 議員提出第八号議案  義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書  右の議案を別紙のとおり会議規則第十五条の規定により提出します。  平成八年七月三日            提出者 大分県議会議員 池田秀人             〃     〃    後藤利夫            賛成者 大分県議会議員 佐藤 錬             〃     〃    荒金信生             〃     〃    仲道俊哉             〃     〃    首藤健次             〃     〃    堤 隆一             〃     〃    相良勝彦             〃     〃    吉山和人             〃     〃    木許 晃             〃     〃    古屋虔郎             〃     〃    山田軍才大分県議会議長 長田助勝殿     ----------------------------- (別紙) 議員提出第八号議案 義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書 義務教育費国庫負担制度は、国の責任で教育の機会均等を確保し、教育水準の維持、向上を図るための制度として、我が国の教育制度の重要な根幹をなしている。 しかしながら、政府は昭和六十年度以降、行財政改革の一環として、この制度から旅費、教材費適用除外としたほか、共済費等の補助率の引き下げ等国庫負担を削減したが、今後さらに学校事務職員栄養職員人件費についても、国庫負担の対象から除外しようとする動きがある。 このような国庫負担制度の変更は、厳しい地方財政の運営をさらに困難にするばかりでなく、教育の基本である義務教育の円滑な推進にも大きな影響を及ぼすことが憂慮される。 よって、政府におかれては、教育水準の維持、発展のため、学校事務職員栄養職員人件費国庫負担制度を堅持されるよう強く要望する。 右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。 平成八年七月三日            大分県議会議長 長田助勝内閣総理大臣 橋本龍太郎殿大蔵大臣   久保 亘殿文部大臣   奥田幹生殿厚生大臣   菅 直大殿自治大臣   倉田寛之殿     -----------------------------    議案提出書 議員提出第九号議案  二〇〇二年ワールドカップサッカーの大分県開催実現に関する決議右の議案を別紙のとおり会議規則第十五条の規定により提出します。 平成八年七月三日            提出者 大分県議会議員 池田秀人             〃     〃    後藤利夫            賛成者 大分県議会議員 佐藤 錬             〃     〃    荒金信生             〃     〃    仲道俊哉            賛成者 大分県議会議員 首藤健次             〃     〃    堤 隆一             〃     〃    相良勝彦             〃     〃    吉山和人             〃     〃    木許 晃             〃     〃    古屋虔郎             〃     〃    山田軍才大分県議会議長 長田助勝殿     ----------------------------- (別紙) 議員提出第九号議案 二〇〇二年ワールドカップサッカーの大分県開催実現に関する決議 ワールドカップサッカーは、国際サッカー連盟FIFA)の主催で、四年に一度、一つの国の十数都市において開催される、オリンピックをしのぐビッグイベントである。 このような大会を開催することは、スポーツ振興はもとより、国、開催候補自治体のイメージアップ、産業振興、国際化の推進、スタジアムや道路等のインフラ整備、地域の活性化、住民意識高揚等経済・社会・文化の様々な分野において、極めて大きな波及効果が期待される。 先般、チューリッヒにおいて開催された国際サッカー連盟FIFA)の理事会において、二〇〇二年ワールドカップサッカー日韓共同開催が決定された。 本県議会においては、既に平成四年九月議会において、二〇〇二年ワールドカップサッカーの招致に関する決議を行い、ワールドカップサッカーの招致と、大分県での開催を強く要望してきたところである。 また、本県では開催候補自治体として、スタジアム等施設整備、交通・通信等のインフラ整備等ハード面はもとより、ソフト面からも積極的な取り組みを進めてきたところである。 よって、本議会は、大分県でのワールドカップサッカー開催実現のため、今後とも格段の努力をするとともに、本県での開催が決定されるよう強く要望する。 右、決議する。 平成八年七月三日    大分県議会     -----------------------------    議案提出書 議員提出第一〇号議案  石油製品安定供給に関する意見書 右の議案を別紙のとおり会議規則第十五条の規定により提出します。 平成八年七月三日            提出者 大分県議会議員 古屋虔郎             〃     〃    岩尾憲雄            賛成者 大分県議会議員 矢野晃啓             〃     〃    日野立明             〃     〃    牧野浩朗             〃     〃    長田助勝             〃     〃    久原和弘大分県議会議長 長田助勝殿     ----------------------------- (別紙) 議員提出第一〇号議案 石油製品安定供給に関する意見書 本年三月の特定石油製品輸入暫定措置法廃止を契機に、全国的にガソリンの価格が引き下げられているのに対し、軽油、灯油等の価格は上昇傾向にある。また、他県においては、消費者に対して軽油の取引拒絶といった事態も発生している。 我が国の経済が依然として低迷する中にあって、これら軽油、灯油等の値上がりや供給不安は、石油エネルギーを使用している運送業などの業界のみならず、一般家庭における消費生活に対しても重大な影響を及ぼすことが懸念されるところである。 よって、政府におかれては、石油製品の価格について実情を十分調査のうえ、安定供給について適正な指導を行われるよう強く要望する。 右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する 平成八年七月三日            大分県議会議長 長田助勝内閣総理大臣  橋本龍太郎殿通商産業大臣  塚原俊平殿経済企画庁長官 田中秀征殿     -----------------------------
    ○長田助勝議長 順次、提出者の説明を求めます。 池田秀人君。 〔池田議員登壇〕 ◆池田秀人議員 ただいま議題となりました議員提出第六号議案から第九号議案までの四議案につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 まず、議員提出第六号議案新たな保険・共済制度の創設に関する意見書についてであります。 阪神・淡路大震災では、住宅等の被害の範囲、程度が極めて大きく、義援金や公的な支援だけでは再建が十分に進まない状況にあります。 また、地震保険は、保険料の割高感などから加入率が極めて低く、制度として不十分なものとなっており、住宅等の再建を保障するための新たな保険、共済制度を国民的なコンセンサスにより創設することが強く要請されているところであります。 そこで、政府に対して、現行保険制度の抜本的な見直しを行い、新たな保険、共済制度を創設するよう強く要望するものであります。 次に、議員提出第七号議案公的介護保険制度の創設に関する意見書についてであります。 本格的な高齢化社会を迎え、在宅福祉サービスの充実が緊急の課題となっており、国においては現在、介護保険法案を国会に提出する準備を行っていますが、公的介護保険制度の創設は、現行の保健、福祉、医療に関する地方自治体の施策に大きな影響を与えることとなります。 そこで、政府に対し、公的介護保険の創設に当たり、自治体に過重な公費負担を強いることなく、安定して制度が運営されるために必要な措置を講じること等を強く要望するものであります。 次に、議員提出第八号議案義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書についてであります。 政府は、昭和六十年度以降、行財政改革の一環として義務教育費の国庫負担を削減し、今後さらに学校事務職員栄養職員人件費についても国庫負担の対象から除外しようとする動きがあります。 このような国庫負担制度の変更は、厳しい地方財政の運営をさらに困難にするばかりではなく、教育の基本である義務教育の円滑な推進にも大きな影響を及ぼすことが憂慮されます。 そこで、政府に対して、学校事務職員等の人件費国庫負担制度を堅持するよう強く要望するものであります。 次に、議員提出第九号議案二〇〇二年ワールドカップサッカーの大分県開催実現に関する決議についてであります。 先般、国際サッカー連盟理事会において、二〇〇二年ワールドカップサッカー日韓共同開催が決定をされたところであります。 平成四年九月、本県議会においては、ワールドカップサッカーの招致に関する決議を行い、その招致と大分県での開催を強く要望してきました。また、本県では、開催候補自治体として施設整備などのハード面はもとより、ソフト面からも積極的な取り組みを進めてきたところであります。 よって、本議会は、大分県でのワールドカップサッカー開催実現のため、今後とも格段の努力をするとともに、本県での開催が決定されますよう強く要望することを決議するものであります。 案文は、お手元に配付されておりますので、朗読は省略させていただきます。 何とぞ、慎重にご審議の上、ご協賛賜りますようお願いを申し上げます。 ○長田助勝議長 古屋虔郎君。 〔古屋議員登壇〕 ◆古屋虔郎議員 ただいま議題となりました議員提出第一〇号議案石油製品安定供給に関する意見書につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 本年三月の特定石油製品輸入暫定措置法廃止を契機に、ガソリンの価格が引き下げられているのに対し、軽油、灯油等の価格は上昇傾向にあります。また、他県においては消費者に対して軽油の取引拒絶といった事態も発生しております。このような状況が運送業などの業界のみならず、一般家庭における消費生活に対しても重大な影響を及ぼすことが懸念されるところであります。 そこで、政府に対して、石油製品の価格について実情を十分調査の上、安定供給について適正な指導を行われるよう強く要望するものであります。 案文は、お手元に配付されておりますので、朗読は省略させていただきます。 何とぞ、慎重にご審議の上、ご協賛賜りますようお願い申し上げます。 ○長田助勝議長 以上で提出者の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。--別にご質疑もないようでありますので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。各案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○長田助勝議長 ご異議なしと認めます。 よって、各案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。 これをもって討論を終結し、これより採決に入ります。 議員提出第六号議案から議員提出第一〇号議案までについて採決いたします。 各案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○長田助勝議長 ご異議なしと認めます。 よって、各案は原案のとおり可決されました。     ----------------------------- △日程第三 閉会中の継続審査及び調査の件 ○長田助勝議長 日程第三、閉会中の継続審査及び調査の件を議題といたします。     ----------------------------- 閉会中の継続審査事件総務企画警察委員会 継続請願九 日田測候所廃止反対について商工労働観光企業委員会 継続請願一〇-一 ILOパートタイム労働条約批准等について土木建築委員会 継続請願一二 県営住宅使用料郵便局利用について文教委員会 継続請願一一 県立高校授業料郵便局利用について     ----------------------------- 閉会中における常任委員会、議会運営委員会の調査事件総務企画警察委員会 一、県政の総合企画について 二、県の歳入歳出予算、税、その他財務について 三、職員の定数及び勤務条件について 四、県立大学及び私学振興について 五、市町村の行政指導について 六、消防防災について 七、出納及び財産の取得管理について 八、治安及び交通安全について 九、他の委員会に属さない事項について福祉生活保健環境委員会 一、社会福祉対策について 二、消費者保護及び物資物価対策について 三、青少年の健全育成並びに女性の地位及び福祉の向上について 四、同和対策について 五、保健衛生及び医療対策について 六、環境保全及び公害対策について商工労働観光企業委員会 一、商工業の振興対策について 二、企業誘致対策について 三、観光及び貿易の振興対策について 四、労働福祉対策について 五、職業訓練及び雇用対策について 六、不況対策について 七、倒産防止対策について 八、電気事業及び工業用水道事業について農林水産委員会 一、農業振興対策について 二、農業生産の向上及び流通対策の促進について 三、園芸、畜産及び特産物の振興対策について 四、水田再編の促進と定着化について 五、土地改良事業の計画及び実施について 六、農協の管理運営について 七、農業金融について 八、林業振興対策について 九、林道の整備について 十、造林及び治山対策について 十一、県営林造成事業について 十二、水産振興対策について 十三、漁場改良、造成及び養殖事業について 十四、漁港整備事業について土木建築委員会 一、道路橋梁の新設、改良及び維持管理について 二、河川及び港湾の維持管理並びに海岸保全について 三、空港整備について 四、都市計画、公園及び砂防関係事業の実施並びに管理について 五、災害対策について 六、県有建築物の営繕について 七、住宅の建設及び管理並びに宅地造成について 八、新産業都市開発事業について文教委員会 一、市町村教委の指導について 二、県立学校の施設及び設備の充実について 三、教職員の定数及び勤務条件について 四、義務教育及び高校教育について 五、へき地及び特殊教育の振興について 六、社会教育及び体育の振興について 七、文化振興及び文化財の保護について議会運営委員会 一、議会の運営に関すること 二、議会の会議規則委員会に関する条例等に関すること 三、議長の諮問に関すること     ----------------------------- ○長田助勝議長 各常任委員長及び議会運営副委員長から、会議規則第七十三条の規定により、お手元に配付の表のとおり閉会中の継続審査及び調査の申し出がありました。 お諮りいたします。各常任委員長及び議会運営副委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○長田助勝議長 ご異議なしと認めます。 よって、各常任委員長及び議会運営副委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに決定いたしました。     ----------------------------- ○長田助勝議長 以上をもって、今期定例会に付議されました諸案件はすべて議了いたしました。     ----------------------------- ○長田助勝議長 これをもって、平成八年第二回定例会を閉会いたします。  午前十一時十三分 閉会...